マリ共和国、バンバラ族の頭上面“チワラ”。
木で作られており、顔や胴体に施された彫刻と大きな角からは、力強さを感じます。
アフリカにはさまざまな仮面があり、儀式や祭りに用いられますが、チワラはバンバラ族の農耕祭に登場します。
バンバラ族の神話で農耕をもたらした動物、カモシカがモチーフとなっています。
祭りには雌雄ペアで登場し、畑を耕すしぐさをまねた仮面ダンスを行ないます。
雄は美しいたてがみを持ち、雌は背中に子供を乗せています(ですので、ご紹介のチワラは雄と思われます)。
チワラには、カモシカ、ツチブタ、センザンコウという3つの動物が組み合わされたものも見られます。
ツチブタもセンザンコウも“土を掘る、耕す”という習性からモチーフにされたようです。
原産地 |
マリ共和国 |
素材 |
木 |
幅 |
約23cm |
奥行 |
約8cm |
高さ |
約67cm |