インドのコンド族は、インドの中東部に住むドラヴィダ系民族の一部です。彼らは複数の州に分散して居住しています。そのため、各居住地によって祭器などの仕上がりに個性が生まれます
。
こちらは牛を模した台座に腰掛ける乳母と子供の真鍮像です。精巧な網目模様が美しく、儀礼的な雰囲気が醸し出ています。コンド族の真鍮像は、神聖な存在や祖先の霊を象徴するものとして使用されます。
現コンド族は伝統を守りつつも現代文化との適合性も高いため、現在もインドの数州で伝統的な真鍮像加工は行われていますが、この像のようなコンド族の宗教的/社会的な意味合いが強い像は極めて貴重となっています。
原産地 |
インド |
素材 |
真鍮(ブラス) |
幅 |
約26cm |
奥行 |
約16cm |
高さ |
約36cm |